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【自転車の交通ルール③】警視庁に聞いた!路上駐車車両の対処法!

当記事は2017年6月2日時点の情報です

路上駐車車両に頭を悩ませるサイクリストは多いでしょう。そんな路上駐車車両にはどのような対処法が正しいのでしょうか。警視庁に聞いてみました! タイトル

シーン① 路上駐車車両

片側一車線の道路を走行中、前方に路上駐車車両が見えました。どのように走ればよいでしょうか。みなさんもイメージしてみてください。 シーン① ★警視庁に聞いた! 路上駐車車両の手前で後続車を確認、右手を水平に上げて後続車に手信号を出した後、右側に移動して通行します(下図①)。一連の動作は路上駐車車両のかなり手前からおこなう必要がある上、振り向いたり片手運転になるため、慣れていないと転倒する可能性も上がります。路上駐車車両のうしろで停止し、後続車をやり過ごしてから路上駐車車両の右側に出るのも良いでしょう。安全第一が最優先です。 また、歩道(下図 ②)や路側帯(下図 ③)などの路上駐車車両の左側も通行することが可能ですが、適宜『歩行者』として自転車からおりて通行するなどの必要があります。 シーン①回答02 ※路上駐車車両がドアを開ける可能性があるため、右側を通行するときは路上駐車車両と1~1.5mほどスペースを空けて通行すると、より安全です。

シーン② バス・タクシーの場合

シーン①の路上駐車車両が乗客の乗り降りをおこなうバスやタクシーに変わりました。自転車の行動はどのように変わるのでしょうか。 シーン② ★警視庁に聞いた! ①と同じ手順で対処することに変わりはありませんが、バスやタクシーが発進するためウインカーを点灯しはじめたら、後続車両はそれを妨げないようにしなければいけません。通常の路上駐車車両よりも挙動をよく注視しましょう。また、特にタクシーは急発進することもありますから、なおさら注意する必要があります。

番外編 工事現場の場合

前方に工事現場が見えました。工事現場には歩行者用通路も用意されています。私達はどこを走ればいいのでしょうか。 番外編 ★警視庁に聞いた! 実は、道交法上では工事現場と路上駐車車両への対応は同じです。とはいっても安全な通行方法は工事現場によって変わってくるため、安全を第一に臨機応変に通行することが大切です。交通誘導員がいる場合は、その指示に従って工事現場を通行しましょう。 万が一、『自転車』対『自動車』で事故が起こってしまったときに怪我をする可能性が高いのは、私たち自転車側です。急いでいたり、慌てていたりしても安全を第一に路上駐車車両に対処することがもっとも大切です。
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