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これまで簡単に・短時間でできるメンテナンス法をご紹介してきましたが、
たとえば雨の日など、自宅でゆっくりお時間が取れるときにできる「じっくりメンテナンス法」をご紹介しましょう!

●所要時間:約1時間

●スポーツバイク全般に応用できる

●大量の水を使わず、室内でできる方法

●汚れがたまる駆動系部分とフレーム/ホイール全体をきれいにできる

⇒これでバイクがぴかぴかになります♪

1.下準備

メンテナンスする場所が汚れないよう、新聞紙や段ボールなどを敷きます。
後ろ側に壁がある場合は、チェーンの汚れが飛び散らないように背後も保護します。
また、スタンドは必須品です。メンテナンス台のような本格的なものでなくてよいので、
「ディスプレースタンド」タイプの物を用意しましょう。無くても壁に立てかけて行うことはできます。

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2.用意するもの

特殊な洗浄剤や高級グッズは必要ありません。

・チェーンクリーナー(ショップで売っています)

・バケツ+水+水用ウエス(タオル等でOK)

・カラぶき用/クリーニング用のウエス(水に濡らさない)

・ゴム手袋(軍手でも可。ただし、軍手だと手が汚れます)

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3.タイヤを水ぶき

まずタイヤを水ぶきし、作業中不意に床・壁に汚れをつけてしまわないようにします。
前後きれいにしましょう。

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4.チェーンを前側:アウター、後ろ側:トップに

※写真ではペダルが付いていませんが、外す必要はありません。

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5.チェーンを逆回転させながらカラぶき

最初にクリーナーを使わないでチェーンをカラぶきし、汚れをあらかた落とします。
これによってクリーナーの消費量を抑えることができ、
無用な汚れの飛び散りを防止できます。

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6.プーリー側面を逆回転させてカラぶき

「プーリー」の部分を両サイドからつかみ、同じくチェーンを逆回転させてカラぶきします。
かなり汚れが出るはずです。

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7.アウターチェーンリングをきれいに

前側のギアをインナーに落とし、アウターチェーンリングを露出させます。
ここからクリーナーを使用。ウエスにチェーンクリーナーを吹きかけて湿らせ、
一枚一枚丁寧に汚れをふき取ります。歯の間も指の腹を使って汚れを落とします。

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8.プーリーの歯の間をきれいに

指の腹を使い、一枚一枚クリーナーを含ませたウエスで拭いていきます。
ここもかなりの汚れがたまっています。

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9.チェーンをクリーナーで洗浄!

まず、前側のギアをアウターにして、チェーンに張りを持たせます。

次に、写真のようにウエスを当て、チェーンクリーナーを「ジェット噴射」させて汚れを吹き飛ばします。
端から端まで洗浄したら、一度その部分をごしごしと全体的に拭きます。
次に、クランクを逆回転させてチェーンを送り、次の区間を同じ要領で洗浄します。

勢いよくやり過ぎて汚れを周りに飛び散らせないように注意です。
新聞紙等を敷いているとはいえ、飛散には気を配りましょう。

全体がきれいになったら、最後にチェーンをわしづかみにして、
何回かぐるぐる逆回転させて全体をふきます。

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すると、ぴかぴかになります。
ただし、あまり劇的な輝きを求めてこだわり過ぎてはいけません。
チェーンは常に汚れにさらされるものですので、
「こぎれいな見た目」といったレベルが適正です。

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10.インナーチェーンリングをきれいにする

チェーンをアウターに入れた状態で、インナーチェーンリング(小さいギア)をきれいにします。
一枚一枚の歯を丁寧に拭きましょう。
隙間で磨きにくいところは、ウエスを縦にして隙間に滑り込ませ、ごしごしするとGOOD。

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11.フロントディレーラーの内側をきれいにする

フロントディレーラー(前側変速機)の内側に指を入れて、
クリーナーを含ませてきれいにします。細部までは無理なので、
できる範囲でOKです。

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12.車体をきれいにする

今度は、前輪/後輪を外さないノーマルな状態で、フレーム(車体)の部分をきれいにしていきます。
裏側や手の届かない部分は後に回します。

●油汚れ ⇒ カラぶき (しつこい場合はクリーナーを含ませる)

●カラぶきで落ちにくい汚れ ⇒ 水ぶき

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13.前後輪を外す

最後の仕上げ作業を行うために、前後輪を外し、写真のように壁に立てかけます。
他にも立て方はありますが、こちらが最も省スペースで済みます。

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14.スプロケットを外す

今度はスプロケット(後ろ側のギア)をきれいにします。
スプロケットを外し、効率よくぴかぴかにします。

ここから専用工具が必要となります。
それほど高額なものではなく、ずっと使えるものなので、ショップで揃えてしまいましょう。

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「スプロケ外しセット」

・左側:「フリーホイール外し」と呼ばれ、「ロックリング」という部分を外したり緩めるための工具です。

・右側:「スプロケ外し」と呼ばれる工具です。外すときだけ必要になります。

まず、リアホイールのクイックシャフトを取ります。この時、小さなばね(タケノコばね)が2つあるのですが、
失くしやすいので要注意!写真のように失くさないように一度ナットを締めておくのが賢明です。

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続いて、「フリーホイール外し」を「ロックリング」という部分に入れます。
写真のように、ちょうどはまるポイントを見つけて下さい。

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次に、「スプロケ外し」を写真のようにひっかけます。
※分かりやすいように先ほどの「フリーホイール外し」は取り外してあります。

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いよいよ外す瞬間です。このようなフォームで、右手に持った「フリーホイール外し」を反時計回しに回します。
左手に持った「スプロケット外し」は、スプロケットが空転するのを防ぐためのものです。
結構きつく締まっているものなので、この正しいフォームで力を込めることが大切です。
たとえあなたが女性でも、このようにガニまたでないと上手に外すことができません。

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はい、外れました。

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15.外した順番通りに並べておき、順番不明にならないように

早速磨こう!といきたいところですが、ちょっと待って!
あなたがビギナーなら、まず間違いなくあとではめ込む際に順番が分からなくなります。
ですので、最初に外した順番通りにきれいに並べ、その並びを崩さないようにします。

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16.一枚一枚丁寧にきれいにしていく

あとはパーツクリーナーを使ってきれいにしていきます。
歯と歯の間は指の腹を使ってふき取ります。

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なお、ロー側(軽いギア)は最初からつながっていて、ギアとギアの隙間をきれいにするのが難しいので、
写真のように一度この部分だけホイールにはめ込み、ウエスを縦にして滑り込ませ、ゴシゴシするときれいになります。
歯と歯の間も指の腹では届かない部分が多いので、綿棒など、隙間をきれいにできるものも一緒に活用するといいでしょう。

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17.スプロケットをはめ込む

順番通りにはめ込んで元に戻します。
順番を間違わないように。
なお、はめ込む溝の位置は決まっているので、よーく見てはめ込んで下さい。
一つだけ小さい溝があり、そこに合わせる仕組みになっています。

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18.「フリーホイール外し」で締めこむ

もう一度この工具を使い、「ロックリング」を締めこみます。
「ガリッ」と音がしたらOKです。ただし、締めこみ過ぎに注意です。
やはりこのようなガニまたになるのが正しいフォームです・・・。

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ほら、ぴかぴかになりましたよ♪

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19.ホイールをきれいにする

最初に拭いたタイヤ以外の部分を隅々まできれいに拭きます。
水ぶきを基本とし、油汚れはクリーナーで落としましょう。

20.車体の「裏側」をきれいにする

ホイールが外れていないと掃除しにくい部分をきれいにします。
ブレーキの裏側、フレームの裏側、フォークの裏側・・・・と作業していきます。
基本はカラぶき、しつこい汚れは水ぶき、落ちにくい油汚れはクリーナーです。
なお、ブレーキシューは水ぶきします。

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☆全部きれいになったらバイクを組み立てて終了☆

最初は慣れなくて手こずるかもしれませんが、
だんだんとぴかぴかになっていく愛車を見ているとなんだか嬉しくなってきます。
また、こういう時間をとってじっくりメンテナンスするタイミングで、どこかにキズや破損がないか、
不具合が出ている部分がないかをチェックするきっかけとなるので、その意味でも重要な作業です。

ぜひ、みなさんも必要な物をそろえ、実践してみてくださいね。

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