ニュース

【自転車の交通ルール④】クルマからの見え方を知ろう

当記事は2017年6月9日時点の情報です

これまでは自転車はどこを走れるかを中心に交通ルールについてお話してきました。道路上では自転車と自動車が一緒に走ることになります。 事故を防ぎ自分の安全を確保するためには、自動車からの見え方を知ることがとても大事です。 名称未設定-42  

自動車の死角を知ろう

イラスト中のグレー部分はミラーや目視では周囲を見ることができない死角のイメージ図です。 死角02   自動車の前方・側面・後方でそれぞれ自転車がどのように見えているのか、次に確認していきましょう。  
ドライバーの視野
見える部分
死角
前方vision011自動車のフロントガラス越しに自転車を見ることができます。vision021窓ガラスの間のピラー(柱)に隠れて自転車を見ることができません。
側面vision031自転車は目視では見えますが、ドアミラーには映っていません。vision041自転車は前後ドアの間にいますが、ドライバーの視界に入っていません。
後方vision051ドアミラーにしっかり映って、自転車はドライバーの視界に入ります。vision061車種によって異なりますが、かろうじて見えそうという程度です。
自動車の側面は、近づけば接触の危険が高まり、反対に距離を取れば死角に入る可能性が高まります。つまり、できるだけ自動車の側面にいない方が良いということです。自転車はできるだけ斜め前・斜め後の位置をキープすることを心がけましょう。

番外編 自動車のドライバーとアイコンタクトを取ろう

DSCF1768---コピー2 進路変更などをする時は、手信号の他にふらつきや転倒を起こさない安全な範囲で『後方確認を行ってアイコンタクトを取る』ことも大事です。自動車ドライバーからすると合図が何もないと自転車の動きを予想できないため、とても不安な気持ちになります。 振り返って後方確認すると自動車を直接視認できるので、ドライバーに「自動車のことに気付いているぞ」と意思表示することができます。 自転車で走るときは譲り合って道路を使っているという意識をもって、自転車に乗る人の代表としてスマートに走行ができるといいですね。
Share on FacebookShare on TwitterShare on Google+このエントリーをはてなブックマークに追加LINEで送る