もっとサイクリングが楽しくなるアイテム①
当記事は2017年7月2日時点の情報です
「足を固定するスポーツバイク専用のシューズとペダルは何となく知っていて興味があるけれど、難しそうで私には敷居が高い」と思っているあなたのために、サイクリングがもっと楽しくなる『ビンディングシューズ』のメリットや仕組みについてお話します。
ビンディングシューズとは?
スポーツバイクにおける専用シューズのことです。ビンディングは英語にするとbindingと書き、本来の英語読みは「バインディング」と言います。
「結びつけるもの」という単語の意味の通り、専用のビンディングペダルと組み合わせることでシューズとペダルが固定される仕組みになっています。
サッカー・ゴルフ・ボウリングなど様々なスポーツでそのスポーツに最適な専用シューズがあるように、自転車にとってはビンディングシューズ・ビンディングペダルの足を固定する仕組みが最適なのです。
ビンディングシューズのメリット
ビンディングを使ってシューズとペダルを固定するメリットは次の通りです。
①ペダルを踏む力と引く力を利用できる
→ペダルを回す力が増えるのでスムーズに気持ちよく走れます。
②ペダルを踏むのに最も適した足の位置で漕げる
→下半身全体の筋肉を使って走れるので疲れにくくなります。
ビンディングシューズにはこのような利点があるので、長い距離や上り坂などをより速く・より快適にサイクリングを楽しみたいという人におすすめです。サイクリングをもっと楽しくするアイテムの一つです。
ビンディングシューズの仕組み
ビンディングシューズは以下の部品で構成されています。

ビンディングシューズは靴底にネジ穴が設けられていて、クリートという留め具をネジで取り付けられるようになっています。ペダルを踏む力を逃がさないよう、ビンディングシューズの靴底は固く作られています。

ビンディングペダルはクリートと噛み合って、バネの力でクリートを挟み込むことで固定する仕組みになっています。靴底にクリートを取りつけたビンディングシューズとビンディングペダルを固定する方法は次のような形です。

スキーやスノーボードで、シューズと板を固定するのに留め具を使うのと同じイメージです。
ビンディングは絶対必要なの?
なくてもスポーツバイクに乗れます! スポーツバイクの爽快感を感じるのに専用シューズの有無は関係ありませんが、ビンディングシューズ・ビンディングペダルには上でお話した『より快適にサイクリングできる』という点でメリットがあります。
ビンディングの効果を発揮しにくい場面
街乗りなどで発進・停止を繰り返すときはビンディングはかえって不便かもしれません。シューズとペダルの脱着を繰り返すことで足首が余計に疲れやすくなりがちです。街中でスポーツバイクに乗ることが多い人は一般的なペダル・運動靴を使うことをおすすめします。
ビンディングに興味を持ったら
興味を持ったら専門知識を持った販売店に相談してみましょう。
シューズとペダルを固定することに不安を抱く方は多いと思います。最初は転ばないよう固定されたバイクなどでつけ外しの感覚をつかむ練習をさせてもらいましょう。
ブレーキをかけて止まる直前にビンディングの固定を外し忘れてしまうと、バランスを崩して転んでしまうことがあります。つけ外し動作を反復練習して慣れることが大事です。

今回はビンディングについて、メリットや仕組みをお話しました。
ビンディングシューズ・ビンディングペダルはさまざまなメーカーから特色ある製品が販売されています。ビンディングシューズはおよそ10,000円から50,000円、ビンディングペダルはおよそ5,000円から50,000円で購入することができます。販売店に相談して、自分のスポーツバイクの乗り方や好みに合うものをぜひ探してみてください。




