もっとサイクリングが楽しくなるアイテム④サイクルパンツ
当記事は2017年7月23日時点の情報です
みなさんは、サイクリングをしているときに「お尻が痛い!」と感じることはありませんか? お尻の違和感が気になりだすと、痛みが増すにつれて楽しい気分がどんどんブルーになっていきますよね。 体力は残っているのにお尻の痛みに耐えかねて引き返すなんてことも…… お尻の痛みはスポーツバイクに乗る誰もが直面する悩みです。スポーツバイクは好きだけどお尻の痛みを感じているあなたに、好きなだけサイクリングを楽しめる処方箋「お尻を優しく包み込むサイクルパンツ」についてお話します。
お尻の痛みは2つに分けられる
ひと言でお尻の痛みといってもその質は大きく2つに分けられます。あなたが感じているお尻の痛みはどちらでしょうか。普段スポーツバイクに乗っている時をイメージしてみてください。 下の表はお尻に感じる痛みとその原因をまとめたものです。お尻の痛み | 痛みの原因 |
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ヒリヒリして痛い! |
下着やボトムスなどの縫い目が悪さをし、皮膚に炎症が起こります。とくに一般的な下着・ボトムスはお尻まわりに縫い目が集中しているので、スポーツバイクに乗った時に擦れて痛みやすくなります。 |
圧迫されて痛い! |
スポーツバイクのサドルはペダルの漕ぎやすさを重視して固め・小さめにできています。シティサイクルよりもお尻の接触面積が小さく圧迫感を感じやすく、長時間乗っていると股や座骨の辺りが麻痺して感覚がなくなってしまうことがあります。 |
お尻を優しく包み込むサイクルパンツの仕組みと効果
見た目がピチピチのサイクルウェアは実は非常に機能的に作られていて、お尻の痛みを軽減する秘密があります。![]() |
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お尻に感じる痛み | サイクルパンツの効果 |
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ヒリヒリして痛い! |
伸縮性のある素材がピタリと身体にフィットすることで皮膚と衣類の擦れをなくします。 |
圧迫されて痛い! |
サドルが強く当たる場所にクッション性に優れたパッドが厚く盛ってあることで局所的な圧迫を緩和します。 |

▲KhodaaBloomのサイクルパンツには約2cmの厚みのパッドが!
でも、ピチピチの見た目には抵抗が…

▲このピチピチの見た目……
そこでオススメ「インナーパンツ」
パッドのメリットを受けた優れものがあります。それがサイクリング用の「インナーパンツ」です。インナーパンツは、サイクルパンツのメッシュ地の生地にパッド部分を縫い付けたアンダーウェアのようなものです。「インナーパンツ」を履いた上から一般的なスポーツウェアや普段着のジーパンなどを合わせることができます。まずは、ここから始めてみてはいかがでしょうか?![]() |
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サイクルパンツのはき方
サイクルパンツ・インナーパンツの中には普段身に付けている下着 (ショーツ) は履きません! 地肌の上に直接履くことが基本です。上でお話した通り、一般的な下着の縫い目が肌に擦れて痛みを生じるからです。 また、ただ履くだけではお尻とパッドの間にすき間ができてしまい、擦れの原因になります。パッドをお尻に密着させるため、サイクルパンツ・インナーパンツを履いたら太ももの生地を一度たくし上げ、腰を落としつつサイクルパンツ・インナーパンツを引き上げます。 それでも「直に履くのは抵抗がある……」という方は、サイクルパンツ・インナーパンツの中に縫い目が無く伸縮性のある「シームレスショーツ」を履いてみるのもいいでしょう。![]() |
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選び方や値段は?
サイクルパンツ・インナーパンツには、男性用と女性用があり、性別による骨格の違いに合わせて最適なパッドの形が用意されています。サイズは「ヒップサイズ」を基本に選ぶことが大事です。サイクルパンツ・インナーパンツの肝である身体への密着性が左右されるからです。サイクルウェアメーカーのHPやお店でサイズを確認してみてください。 値段は、1000円から3万円程度のものまで幅広く展開されています。まずは手に取りやすい値段の商品から試してみてください。普段の下着とは全く違う快適な走行感が手に入りますよ!




