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冬を乗り切る着こなし

名称未設定-222 これから本格的な冬がやってくると、外で走りたいと思っていても気が進まなくなってしまうものです。スポーツバイクを買って初めての冬を過ごすあなたに、冬のサイクリングで役立つ寒さ対策を3つご紹介します。

冬のサイクリングで上がる声

時間帯や走る速度によって寒さの感じ方は人それぞれですが、冬のサイクリングでは以下の3つが悩みだという声がよく聞かれます。 ①とにかく寒いのがいやだ ②着こみすぎて熱いのがいやだ ③汗冷えするのがいやだ それぞれについて「寒さ対策」「発熱対策」「汗冷え対策」のポイントをご紹介します。

①寒さ対策:地肌に冷気が当たるのを防ごう

寒さ対策の基本は地肌に冷気が当たらないようにすることです。長袖ウェアー着用に加えて、手、足、首、耳、股関節など血管が集中してる場所への風当たりを防ぐアイテムを組み合わせることで寒さ対策を万全にできます。
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②発熱対策:脱ぎ着して体温調整しよう

走り出した時は寒くても、体を動かしていると次第に熱く感じてきます。我慢して走り続けると熱で体力を奪われてしまうため、こまめに脱ぎ着して体温を調節しましょう。『①寒さ対策』で紹介した長袖ウェアーにも種類があって、大きく「防風素材」と「防寒素材」の2つに分けられます。それぞれの特徴を理解して組み合わせると快適に走ることができます。
「防風素材」と「防寒素材」の特徴
防風素材 防寒素材
ここが○薄手で風を防ぐ裏起毛で保温性がある
ここが△通気性がちょっと悪い風を通しやすい
「防風素材」と「防寒素材」の着まわしは、防風素材が外側・防寒素材が内側になるように重ね着するようにしましょう。防風素材を内側に着ると、汗をかいたとき体とウェアーの間に汗が溜まってぺたぺたとまとわりついてしまう場合があります。
「防風素材」と「防寒素材」の着まわし方
着るもの 備考
走りはじめ防風素材(外側に着る)+
防寒素材(内側に着る)
防風素材が風を遮って、肌触りの良い防寒素材が暖かさを保ちます。
暑くなってきたら防寒素材上がった体温が籠らないように防風素材を脱いで体感気温とのバランスがとれる状態にします
また、高価なウェアーには防風素材と防寒素材が組み合わさった高機能なものもありますが、重ね着・脱ぎ着で十分対応することができます。
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③汗冷え対策:機能性インナーを選ぼう

『①寒さ対策』『②発熱対策』に気を遣いながらサイクリングを楽しんで休憩地点で立ち止まった時に気になるのは、せっかく暖まった体の汗冷えです。

自転車ウェアブランドやスポーツブランドが出している化繊やメリノウール素材などの機能性インナーは、汗を吸い上げて肌をドライに保つ機能が高く汗冷えを防ぎます。吸水性に加えて、高い速乾性や防寒性と三拍子揃ったインナーウェアを選ぶのと良いです。

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綿100%などの吸水性や速乾性の低いインナーは、かいた汗をうまく発散できず汗が体にまとわりついて、体が冷えやすくなってしまうので厄介です。汗冷えにお困りの方は、下のイメージ図のように素早く汗を吸い上げて発散する機能性インナーをお試しください。

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冬の三大「いやだ」を解決して楽しい冬サイクリングを♪

暑くてどうしようもなくなってしまう夏とちがって、しっかり対策をとれば気持ちよく走れます。冬晴れの中、ピリリと引き締まった空気を感じながら走るサイクリングは結構気持ちがいいものです。みなさんもぜひ楽しい冬をお過ごしください。 ce63fbbb5b75cff65ce93586cd6685bc_s
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