サイクリング中の悲劇!服についた泥とチェーンの汚れはどれが一番落ちる?

全国的に梅雨真っ盛り。雨が降っていない時を見計らってサイクリングに出かけても、水たまりの泥水やチェーンの汚れが衣服に付いてしまったことはありませんか?今回は、身近にあるもので「
泥汚れ」と「
チェーンの汚れ」を落とす最適な方法がどれなのか、検証してみました!
泥汚れ
泥汚れとは…「
不溶性」の汚れで、
細かい砂や土が繊維の間に入り込んだ状態などです。
1.洗う衣服

①綿100%のTシャツ
②ポリエステル100%のサイクルジャージ(上)
非常に濃い泥水を作って衣服にかけました。
2.使うもの

①粉末洗剤
液体洗剤よりも洗浄力が強いと言われています。
②固形洗剤
泥道の多いオフロードを走る方に人気の「ウタマロ石けん」です。
3.洗い方

①干す
②砂を水で流す
干して砂を乾かしてから水で流すことがポイント!
③洗剤をつけてもみ洗いをする
結果が分かりやすいように20秒間もみ洗いを行いました。
4.結果
Tシャツ |
固形洗剤がよく落ちた |
サイクルジャージ |
どちらもよく落ちた |
Tシャツについては、固形石鹸をこすりつけてから洗うとより綺麗に落とすことができました。また、泥汚れを落とすときは「
一度乾かしてから砂を水で洗い流す」ことがポイントということが分かりました。砂を落とさずにもみ洗いをすると砂が衣服の繊維の中に入り込んでしまい、汚れが十分に落ちなくなってしまいます。
チェーンの汚れ(油汚れ)
油汚れとは…「
油溶性」の汚れで、油に溶ける性質があります。
1.洗う衣服

①綿72%のジーンズ
②ポリエステル100%のサイクルジャージ(下)
自転車のチェーンを掃除するように贅沢に汚れを付けました。
2.使うもの

①クレンジングオイル
サイクリストの中では「落ちる」と噂されています。
②食器洗い用洗剤
「油汚れを落とす」ことに強いです。
③固形洗剤
こちらでも「ウタマロ石けん」を使用しました。
3.洗い方
①ぬるま湯で濡らし、洗剤をつける
きちんと染み込ませることがポイント!
②下にタオルを敷き、指でもみ洗いをする
結果が分かりやすいように20秒間もみ洗いを行いました。
4.結果
①ジーンズ
クレンジングオイル |
× |
一番落ちたが、色落ちを起こしてしまった |
食器洗い用洗剤 |
△ |
少しだけ落ちた |
固形石鹸 |
○ |
半分落ちた |
②サイクルジャージ
クレンジングオイル |
○ |
ほとんど落ちた |
食器洗い用洗剤 |
△ |
半分落ちた |
固形石鹸 |
○ |
3分の2程度落ちた |
チェーンの汚れはクレンジングオイルが一番簡単に落ちましたが、綿素材だと色落ちを起こしてしまいました。
サイクルジャージにはクレンジングオイル、普段着には固形石鹸を使うことがおすすめです!
まとめ
|
普段着 |
サイクルジャージ |
泥 |
固形洗剤 |
粉末洗剤、固形洗剤 |
チェーン(油) |
固形洗剤 |
クレンジングオイル |
身近なもので衣服についた汚れを落とすことができました。みなさんも実践してみてはいかがでしょうか?
サイクルウェア・レインウェアの正しい洗いかたはこちら
サイクリストのマメ知識シリーズ 記事はこちら





