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2025/03/31 新着情報、コラム

ホダカファクトリーレーシング 蠣崎選手による STRAUSS RACE3 インプレッション

ホダカファクトリーレーシング 蠣崎選手による STRAUSS RACE3 インプレッション

※この情報は2024年12月時点での情報です。スペック等は予告なく変更となる可能性があります。

KhodaaBloom(コーダーブルーム)が贈るアルミレーシングロードバイク「STRAUSS DISC」を、さらに【エアロダイナミクス】【 スタビリティ】【レスポンス】に特化したレーシングジオメトリーに刷新した「STRAUSS RACE3」。

今回は、KhodaaBloomショップ越谷店のスタッフとして働きつつ、ホダカファクトリーレーシングに所属しロードレースのトップカテゴリのJBCF E1カテゴリレースに参戦している蠣崎選手にインプレッションしてもらいました。

ライダープロフィール

蠣崎 藍道(かきざき らんどう)

KhodaaBloomショップ越谷店スタッフ / スポーツバイクスペシャリスト

保有資格

日本スポーツ協会 認定スポーツ指導員 自転車競技専門コーチ 
自転車産業振興協会 認定 1級メカニック(旧SBMメカニック)
自転車協会認定SBAA PLUS メカニック  MAVIC JAPAN認定MAVICマイスター
ホダカファクトリーレーシング所属
JBCF Jエリートツアーの最高峰カテゴリー E1に参戦中

 

 

乗り手をワクワクさせるアルミロードレーサー

STRAUSS RACE3は、レースでの使用を前提として登場したKhodaaBloomの新型アルミレーシングバイク。前作のSTRAUSS DISCから様々な面でブラッシュアップを施し、レーシングバイクにふさわしい面持ちとなりました。見た目から速そうな雰囲気がバシバシ伝わり、乗る前からワクワクが止まりません!

 

セッティングのご紹介

※ライダー体型:身長164cm / 股下78cm / サドル高:675mm 
※今回インプレッションに使用したバイクは、事前に組み換え作業を行っています。

フレームサイズは460mm。
コンポーネントはR9200系DURA-ACE Di2を基本とし、クランクのみパワーメーター使用のためROTOR「Power2MAX専用クランク(ALDHU相当品)」の165mmを使用。ギア丁数は、フロントが54-40T、リアは11-30Tで、チェーンは完成車採用のKMC「X12」を使用しています。

ハンドルはBOMAのカーボンハンドル「GH-03」の380mmを使用。通称「丸ハン」がお気に入りで、かつ380mmの設定がある数少ないモデルです。ステムはベネフィット「130mm17°」で落差を付けたポジションにしています。ここは今後より軽量なモデルに変更できる余地を残しています。

シートポストはP&P COMPONENTS「SP-001 セットバック0mm」を必要最低限の長さで切り詰めて使用しています。サドルはSELLE ITARIA「Flite kit carbonio」。

ホイールは試用段階ですが、ここまでで一番感触が良かったのは、忖度なくP&P COMPONENTS「RUDRA ALPHA50」です。タイヤは、現在決戦用タイヤとして一番信頼を置いているVittoria「CORSA PRO TLR 28c」。空気圧は体重63kgのドライコンディションで4.5bar、ウェットコンディションなら3.8barです。タイヤクリアランスはこの状態でまだ余裕があり、近年流行りの30cくらいの太めタイヤも使用できる余地を残しています。

この状態で重量8.2kg。数値としては軽量ではありませんが、走りはこの数値からは想像もできないほど良いものでした。

 

ファーストインプレッション

まず、乗って一番最初に感じたのは、重心位置が前作に比べて「格段に低い」ことです。明らかな低重心化が図られており、高い安定感が印象的でした。
その安定性は速度を上げていっても破綻することなく、エントリーロードバイクにありがちな高速域でのタイヤの接地感の希薄さは全く感じられません。

加速感も素晴らしく、入力された力を確実に前へ進む力にしっかり変えて、鋭く加速してくれます。前作の少し溜めのある加速感が、よりレーシングバイクらしい加速感にブラッシュアップされています。

コーナリングも申し分なく、狙ったラインにしっかりと乗せていくことができました。
安心してバイクを曲げていくことができます。

 

数値だけでは語れない「軽快さ」

重量から想像する限りでは重い乗り味なんだろうなと思っていましたが、登り始めてすぐに良い意味で裏切られました。
一定のテンポを刻みながら淡々と登っていくには重量をそこまで感じることなくスイスイと登っていきます。

勾配がきつくなったりするとさすがに重量を感じないと言ったら嘘にはなってしまいますが、それでも感覚的には実際の重量-300gくらいは軽く感じます。
ダンシングも軽快にこなしてくれました。レスポンスの良さも相まってとても好印象です。

 

安定感の中に垣間見える「鋭さ」

では、やっと私の得意としている高速域でのインプレッションですね。
総評をまず一言で表すと、「こういうのが欲しかったんだよ!」

50km/h付近での高速巡行時に、抜群の安定感を感じます。シートアングルが立ったことと、主にヘッド剛性含めた全体の剛性バランスアップが功を奏したのかと思います。
そこから60km/hオーバーへ「キレ」と「伸び」のある加速も感じます。こちらは、2mmハンガーが上がったことも起因しているのかと思います。

これぞアルミレーシングバイクの名に相応しいと言える素晴らしい感触でした。

コーナーへの進入や切り返しもスパっと鋭く決まり、好印象です。ヘッドアングルが立ったことでより鋭いコーナリングが可能です。立ち上がりでも、ライバル達に全く引けを取らず今までよりも確実に楽に立ち回ることができます。

スプリント時も良い意味でアルミバイクらしい感触です。踏みごたえのある一歩目から徐々にピッチを上げていき、深い前傾姿勢でグングンと伸び、ゴール前で必ず武器になってくれるなと確信ができます。

 

アルミロードレーサーという一つの解

国内レースのほとんどが3分以上の長い登坂を含まない平坦コースで行われ、平均速度は35~40km/hほどとなります。このような国内レースシーンをターゲットに、徹底的に最適化されたSTRAUSS RACE3は、高い戦闘力を持ったピュアレーシングアルミロードレーサーと言えるでしょう。

「ロードバイク」ではなく「ロードレーサー」

STRAUSS RACE3はこの時代に、世間に、そして私たちに今一度競技用自転車とは何なのかを再認識させ、KhodaaBloom史のターニングポイントとなる存在だと強く感じます。

すべてはポディウムの頂で勝利という名の花束を受け取るため。
STRAUSS RACE3は、あなたがそれを得るために「more AERO,more SPEED」で応えてくれるでしょう。

 

製品概要

STRAUSS RACE3 105 Di2
¥396,000(税込)
https://www.khodaa-bloom.com/bikes/strauss/strauss-race-3-105-di2/

STRAUSS RACE3 105
¥297,000(税込)
https://www.khodaa-bloom.com/bikes/strauss/strauss-race-3-105/

STRAUSS RACE3 FrameSet
¥110,000(税込)
https://www.khodaa-bloom.com/bikes/strauss/strauss-race-3-frameset/