ニュース

  • HOME
  • ニュース
  • 【台湾】憧れのアイアンマンになってきました!!(レース&レース後編)

2025/04/24 直営店ブログ、稲城店

【台湾】憧れのアイアンマンになってきました!!(レース&レース後編)

【台湾】憧れのアイアンマンになってきました!!(レース&レース後編)

稲城店の野中です。

昨日から、アイアンマン台湾への参戦記を投稿しています。
昨日の記事はこちら

〈レース当日〉
2時半に起床して前日に購入した朝食を摂りました。
荷物の最終確認を終えて3時半には出発し、4時から送迎バスの出ているシェラトンからスイムの会場へ移動しました。

残念ながらレース中はスマートフォンを携帯していないので写真がありません!!
文章のみで退屈かもしれませんがお付き合いください><

深夜に降っていた雨はやんだものの、強風が残ったポンフー諸島。
スイムはスタート直前に短縮され、バイクもコース変更(しかし距離は伸びた)になりました。
変更となった旨を伝える場内アナウンスの順番が中国語→英語→日本語の順だったので、会場のザワツキが最高潮で日本語アナウンスがうまく聞き取れずバイクのコース変更は正確にわからないままスタートしました。

1.9kmを2周するコースが1周となりスイムを苦手としていた私からするとホッとしたような、フルで泳ぎたかったような複雑な気持ちのまま自分の番が来てスタート。
暴風で海は荒れており、目印のブイが流されてしまっていたり息継ぎができなかったりと大変でしたがなんとか完泳。人数が少ないエイジクラス25歳~29歳で4位、全体の244位でスイムアップとなりました。

慣れないトランジションには11分以上かけてしまいましたが、これも作戦でしっかりとバイクパートに臨めるよう落ち着いて行いました。

得意とするバイクパートでは次々と先行していた選手を抜く事が出来、気持ちよく走っていました。
一部を除くトライアスロンのレースではドラフティング(選手の後ろにつくこと)が禁止されており、決められた秒数内で抜き切る必要があります。
今思えば、前方の選手を抜き切るために足を使いすぎたのが反省点でした。

全体の20位前後で周回部分(コース変更で4周になんっていた)を終えるも後半にだいぶたれてしまい5時間52分、全体の30位でバイクの184㎞を終えました。後から分かりましたがこの時点ではエイジトップだったようです。

ランは年始に10㎞のマラソン大会に出るなど、そこそこの練習はしてきていましたが42.195㎞がそもそも初めて。
ましてや184㎞自転車に乗ってからのラン…
未知数でしたがこの時点ではバイクパートで作った貯金があり、完走タイムには十分な時間がありました。
最悪歩いてでも完走できるという朗らかな気持ちでランパートに入っていきました。
はじめは6分/1kmを目安に走り始め、さらに少しペースを上げて走ったところで徐々に膝裏の筋に違和感が出始めました。

一気に怖くなり6分半~7分のペースに落とすも、悪い予感が当たり20㎞を超えたあたりで走ると激痛があり歩くのがやっとになってしまいました。
無理して走ることも考えましたがなかなかの激痛と残り20㎞という距離に『戦略的徒歩』を選択。
エイジクラスの表彰台は無くなったぁ…などと考えつつもアイアンマンの完走を目標に切り替えて地道に早歩きで歩き続けました。

先にフィニッシュしたKhdaaBloomサポート選手の渡辺選手に撮影していただいたラン約30㎞地点(ほぼ早歩き)

4時間前後を想定していたランに5時間半をかけてついにトータル12時間24分でフィニッシュ!!
構想から7年、エントリーから5年ついに、ついに、IRONMANになりました!!

さらにうれしい誤算でエイジクラス3位を獲得したようでした。

フィニッシュ後提供された食事を摂ったり、同行した先輩のフィニッシュ(約16時間半で完走)を見に行ったりしましたが正直疲れすぎて記憶が曖昧です…気づいたらホテルで翌朝を迎えていました。

〈ロールダウンセレモニー&表彰式〉
起床すると体はボロボロでしゃがみ込む事が出来ませんでしたが、諸々の準備をしてシェラトンに向かいます。

アイアンマンの大会では各エイジクラスの参加人数によって上位から世界選手権の出場枠(スロット)が獲得できます。2年に1回、女子はハワイのコナ、男子はフランスのニースで開催される世界選手権に出場する事が出来ます。

とはいっても、参加費や旅費はもちろん負担する必要があるため参加できない場合は辞退すると、一つ下の順位の選手にスロットが回ってくるといった仕組みです。
豪華な会場で世界選手権に行く選手は壇上へ上がり非常に盛り上がる。これがロールダウンセレモニーです。

同じテーブルの日本人選手に見せてもらった世界戦出場枠の証明メダル。風格があります。
因みに世界選手権に行くと決めた選手はそのまますぐに世界選手権のエントリー費を別室で支払います…夢と現実ですね(笑)


ロールダウンセレモニーが終わると運ばれてくる食事を楽しみながら表彰式が始まります。
自分の番が来ると思うと少し緊張してきました。


エイジクラス25~29で3位!!
完走が目標でしたがなんと表彰台に立てるサプライズがありました!!


歩くのがやっとなほど体はボロボロですが達成感しかない素晴らしい気持ちのパーティーでした。
すぐには考えられませんが、いつかまたしっかりとトレーニングを積んで挑戦したいと思います。

同行したKhdaaBloomサポート選手の渡辺選手はなんと総合優勝。ランは驚異の2時間台でした。
資格自体は放棄しましたが世界戦への挑戦権も手にする素晴らしい結果を残していました。
アテンドしてくださった大先輩も制限時間いっぱいの約16時間半で完走。さすがです。

全員が思い思いの結果を残す素晴らしい遠征となりました!
様々な年齢や国の選手が集うアイアンマンは挑戦することの素晴らしさを体現できる素晴らしい大会だと思います。

明日はおまけの帰国&観光編です。おたのしみに!

〈宣伝〉
KhdaaBloomショップ稲城店にはトライアスロンを始めたい方向けのトライアスロングッズが揃っています。
トライアスロンに明るいスタッフもおりますのでぜひ挑戦の1歩を踏み出したい方は稲城店へお越しください!!