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自分でバイクメンテナンス!「チェーンの注油」

ch1026_01 自転車で最も負荷がかかり、汚れにさらされているのがチェーンです。 チェーンが汚れていると走行時のパワーロスが発生し、知らず知らずのうちにバイクは走りが重くなっていきます。 今回は自分でできるチェーンの注油方法をお伝えします!ロングライドやレースなどのここぞという時もちろん、日常的にチェーンを注油しているとバイクは本来の性能を発揮してくれます! ぜひ、チェーンの注油にチャレンジしてみてください!

必要なアイテム

■必須アイテム ch1026_04 ch1026_03 ch1026_06 ■あると便利なアイテム ch1026_07 ch1026_05 軍手は作業による手の汚れを抑えるため、ブルーシートは作業場の汚れを抑えるためのアイテムです。どちらも利用すると後片付けがぐっと楽になります。

オイルの種類

チェーンオイルの中には汚れのつきにくいドライタイプや雨天時に強いウェットタイプのなど種類があります。コンディションやライドの内容に合わせて選びましょう! ■ドライタイプ ch1026_15 オイルのチェーンへの抵抗が少なく、より効率の良い走りができるのがドライタイプのオイルです。また、ドライタイプは防汚性に優れ、ホコリや砂の付着が少なくなるので汚れによるチェーンの消耗を抑えることができます。 こういった特長の一方でドライタイプは水に流れやすく、持続力は控えめです。ものによりますが100km程度に1回は再注油、雨天時に走行した場合も再注油が必要となります。 ■ウェットタイプ ch1026_14 ドライタイプよりもオイルの粘性が高く、水にも流されづらい高耐久タイプがウェットタイプです。雨などの悪条件下でもオイルが流されることなく、効果を発揮するのが特長です。 高耐久な反面、その粘性からドライタイプよりも汚れを拾いやすいタイプとなっています。持続力は高く、種類によりますが概ね200kmに1回は再注油が必要となります。

チェーンの注油

①下準備 ch1026_16 まずは注油作業を行いやすいようにバイクのギア位置を「アウタートップ」、チェーンがギアの一番外側に来るように予め変速しておきます。また、チェーンクリーナーやオイルが周囲に飛んでもいいようにブルーシートや新聞等で作業場をカバーしておくと、汚れの心配もありません。 ②チェーンの洗浄 古いオイルや汚れがついたまま新たに注油をしても100%の効果は発揮しません。そこでまずはチェーンをきれいに洗浄します。 ch1026_09 チェーンの側面の汚れが気になりますが、走行時に駆動するピン部分の汚れを落とすことが大切です。チェーンクリーナーを側面と上面から吹き付けて、汚れを落としていきましょう! ホイールや周囲が汚れないようにウェスであて布をしておくことを忘れずに! 一箇所だけ形の異なるアンプルピンで繋いでいるところが目印になります。ここからスタートしましょう。 ch1026_17 ③チェーンの注油 ch1026_11 チェーン全体ではなく、駆動部であるピンとプレートの間に注油しましょう。一コマ一コマ注油することを手間に感じるかもしれませんが、スプレーで大雑把に全体に吹きかけても駆動部は注油されず、意味がありません。 洗浄と同様にあて布をしながら一箇所ずつオイルを注していきましょう! ④オイルの拭き取り ウエスで余分なオイルを拭き取ります。チェーン表面への潤滑は不要です。しっかりと拭き取りましょう。 ch1026_13 これでピカピカのチェーンが出来上がります! オイル切れはチェーン以外の部品の消耗にも繋がります。愛車の寿命を延ばすためにもぜひチャレンジしてみてください♪ Share on FacebookShare on TwitterShare on Google+このエントリーをはてなブックマークに追加LINEで送る